公益財団法人 星総合病院 放射線科

 
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各装置紹介・検査概要

【検査説明】

 超音波検査は超音波を身体に当て、その反射波を画像化する検査法です。X線を使用しないため被曝はなく、他の検査法のように大きな装置も用いません。そのため、患者様への適応が大変広く、最も安全な検査法です。
 
超音波検査では、腫瘍などの有無だけでなく、その大きさや深達度(どのくらいの深さまで達しているか)も調べることができます。また、リアルタイムで臓器をみることが出来ます。短時間で効率的に病気の状態を知ることができますので、いわゆる健康診断などのスクリーニング検査から、より精密な検査、そして緊急検査にも対応できます。
 
しかし、MRI検査と同様に検査対象が柔らかい組織のため、肺や気体のある部分と骨の奥の検査には適しません。
 
検査時間は部位によって異なりますが、通常10〜20分くらいです。
 
 当科では、従来の腹部エコー(胆嚢・肝臓・膵臓・腎臓・脾臓など)、頚動脈(首の血管)・甲状腺エコー、尿路系エコー(腎臓・尿管・膀胱)、生殖器系エコー(前立腺、子宮・卵巣など)に加え、新しく乳腺エコーも行います。



《乳腺エコー》

 乳腺エコーは、乳腺用の超音波診断装置を使用して乳房にあるしこりが良性か悪性かを調べたり、触知されない乳がんを発見することができる検査です。乳腺に超音波をあて、その反射波によって腫瘍が画像化され、その形状やエコー像によって診断します。乳腺エコーによって、早期の乳がんも発見することが可能です。


    
                      図.右乳癌エコー像

頚動脈(首の血管)エコー》

 頸動脈エコー(頸動脈超音波検査)は、超音波によって血管内腔の形状や血管内膜面および血管壁の状態を観察できる検査です。さらに、血流平均速度や血流方向、パワー、血流の乱れ(分散)などの血管動態情報も表示できます。近年、脳梗塞や一過性脳虚血発作の原因として挙げられている頸部血管の動脈硬化も、頸動脈への超音波検査によって早期発見が可能です。


     
          図.頸動脈に石灰化を伴う等輝度プラークを認める

※プラーク
…血液中のコレステロールや中性脂肪が血管の内壁に蓄積し、内壁がドロドロとした
粥状に腫れ、血液の流れを悪くしたり、血栓ができて血液の流れを止めてしまう恐れがあるものをいいます。




腹部エコー》

 腹部エコー(腹部超音波検査)は、腹部に超音波を入射して臓器から返ってくる反射波を画像化して診断する検査です。腹部エコーでは、肝臓や胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などのいわゆる上腹部臓器や消化管、そして膀胱、前立腺、子宮、卵巣などの下腹部臓器の検査も行えます。ただし、肺・消化管などの気体がある部分や骨は、超音波を通しにくく、検査に適しません。



     
                図.肝臓の超音波画像


※検査時の注意事項

  • 検査中は息止めが必要になります。また、検査部位により場合によっては横向きや座った姿勢で検査を行うこともあります。

  • 基本的に腹部内に空気が多く存在すると、画像がよく見えません。食事の後では消化管内に空気が発生しやすいため、絶食の状態で行ないます。また、胆嚢は肝臓から分泌される胆汁を濃縮して貯える器官ですが、食事などにより脂肪分が胃に入ると胆汁は十二指腸へと排出されてしまい、胆嚢自体収縮して検査しづらくなります。前処置として数時間の絶飲食をとるのはこのことが主な理由です。

            
               正常胆嚢長軸像             食事摂取後の胆嚢

  • 膀胱を検査する場合は、尿がたまっている方が詳しく観察できるので、検査前の排尿は我慢して頂きます。

  • 腹部超音波検査では、腹部を十分に広く出す為、ズボン等は骨盤の骨辺りまで下げて頂きます。検査台に仰向けに寝てもらい、最初に皮膚と音波を出す探触子(プローブ)との間に空気が入らないよう、腹部にゼリーを塗ります。検査終了後にはタオルでゼリーを拭き取ります。


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