【検査説明】

乳房超音波検査は小さな腫瘤を見つけやすく、腫瘤性乳がんの発見に役立ちます。 プローブを乳房にあて、正面、内側、外側の3方向をスキャンします。 マンモグラフィと異なる点は乳房の圧迫が無いため圧迫による強い痛みを伴いません。 また、高濃度乳腺とよばれる乳腺の多い方の乳がん発見にも有効です。 しかし、非浸潤性乳管癌等の特徴となる微細な石灰化を見つけることは超音波には難しいという点があります。当院ではマンモグラフィと乳房超音波のそれぞれの特性を活かし、乳がんの早期発見に努めます。


※撮影時の注意事項

撮影の際に撮影する乳房側の腕を挙上していただきます。肩が痛い等、難しい際にはお声がけください。


【装置説明】


超音波自動ブレストボリュームスキャナ ABVS(Automated Breast Volume Scanner)




15.4cmのプローブで16.8cmの距離を約1分間かけて奥行き方向に平行移動し、連続的に約300枚の横断面画像を自動取得します。また、撮影した画像はボリュームデータのため多方向から確認することができます。




【特色】

当院では、放射線技師による一次読影と医師による二次読影の二段階のチェックを行います。 なお、当院には乳がん検診超音波検査実施・判定医、乳がん検診超音波検査実施技師が在籍しております。