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開院までの経緯

〜町立三春病院開院に向けて〜


 現在の福島県立三春病院が県立病院としては廃止の決定を受け、
これまでに当法人が町立三春病院開院に向けて行ってきた取り組みをご紹介いたします。

●経緯

 県は、過疎化による医療圏内の人口の減少や、隣接する郡山市の民間医療機関の充実により利用者が流出し経営不振に陥ったことなどを理由に、県立三春病院を平成19年3月で廃止することを決定した。
 しかし、三春町では三春病院が田村地域に密着した医療を提供してきた役割を、いかに充実した機能の郡山市の民間医療機関であっても完全には代替できないこと、また、高齢化が進んでいる田村地域にあっては、三春病院の廃止が通院の負担増を含め高齢者の日常生活に支障を来たすことなどを理由に病院の存続を求め、結果平成19年4月からの県から町への病院の移譲に合意することとなった。
そこで、三春町ではこの病院を公設民営方式により運営することを決め、平成19年4月の町立三春病院開設の実現に向け指定管理者を公募した。
 当財団は、公募の参加にあたり町立三春病院の運営について、地域の中核病院としての機能提供、行政や医療機関と連携を図り保健・医療・福祉の向上に繋がるサービス提供すること、また、情報開示を積極的に行い透明性の高い病院運営、町民参加型の病院運営、地域の発展に貢献できる病院運営などを提案し指定管理者に選定された。



●当法人の取り組み
H18.3  定時役員会にて町立三春病院指定管理者への応募を決定
H18.4  各部代表者による運営方針の協議・提案書作成
 三春町から出された提案課題に対し、「県立三春病院および地域医療の現在の状況」「地域の方々の
 ニーズ」の聞き取りを行い、どのような医療を展開できるかを検討した。
H18.5  提案書を町へ提出。選定ヒアリングで運営方針を説明
H18.6  指定管理者に決定
 理事長が町長より管理者への指定書を受ける。
H18.6  当財団職員が県立三春病院を見学
 各部署の代表者約20名が施設見学を行う。説明を受けた後、各部に分かれ
 担当者より説明を受け、現状を確認した。
H18.6  町立三春病院運営準備室設置
 看護部と事務部から代表者を任命。星総合病院1階に運営準備室を設置し、開設に向けて本格的に稼動
 をスタート
 ワーキンググループ結成
 WG@〜WGDまでを組織し、診療部門や情報管理部門、管理部門など領域別に現状と課題と検討事項、
 院外各機関との協議事項などの洗い出し作業を行なう。
H18.8  田村地区を対象とした職員募集病院説明会開催
 看護職を中心に職員募集のための病院説明会を三春町の三春交流館「まほら」にて開催。
 20名を超える有資格者が参加し、個別面談を実施した。
H18.9  ワーキンググループごとの県立三春病院見学スタート
 5つのグループが県立三春病院見学を行う。事前に確認したい点について質問表を送り、
 実務部門ごとに細かいチェックを行った。
H18.10  田村地区を対象とした職員募集病院説明会開催
 2回目となる職員募集のための病院説明会を三春町の三春交流館「まほら」および田村市の
 「総合福祉センター」にて開催
H18.11  4者協議がスタート
 福島県病院局・県立三春病院・三春町・星総合病院の4者での患者さんの引きつぎや設置申請等について
 協議。
H18.12  田村医師会研修会に参加
 田村医師会の定期研修会に準備室スタッフが参加。町立三春病院の運営方針や新病院建設予定、
 星総合病院の新病院建設予定等を報告
H19. 2  運営準備室に新メンバー配置
 薬剤部・放射線科・看護部・事務部からそれぞれ1名ずつを準備室に配置。
 4月の開院に向けて最終段階の取り組みを行う。
H19. 3  勤務予定スタッフによる引継ぎ開始
 町立三春病院予定者への辞令交付式
 開院に向けた準備(環境整備等)


●三春町の取り組みについてはこちら
 → http://www.town.miharu.fukushima.jp/04chosei/01_03byouin/02_01keika.htm



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