研修目的

職員が社会的レベルの視野に立ち、医療福祉保健事業を見聞することにより、その職において必要な実際的知的技能を涵養し、医療人としての見識と教養を高めもって地域医療保健福祉の向上に資することを目的とする


研修日程
1日目 郡山〜成田〜ロンドン ホテルにてディナー
2日目 ロンドン市内観光:大英博物館 バッキンガム宮殿(衛兵交代式) ウエストミンスター寺院
視察先:「救急医療」 チェルシー・ウエストミンスター病院
3日目 視察先:「精神医療」 国立ベスレム病院視察 ロンドン塔 タワーブリッジ ケンジントン宮殿(アフタヌーンティー)
オプショナルツアー (ディナークルーズなど)
4日目 視察先:「緩和医療」 セント・クリストファー・ホスピス
ロンドン市内自由行動 (ショッピング 美術館・博物館の見学など)
ロンドンさよならパーティー
5日目 オプショナルツアー (ウインザー城観光)
6日目 成田到着、バスで郡山へ

大英博物館 ウェストミンスター寺院

コッテージパイ
(Cottage pie)
挽肉の煮込みの上にマッシュポテトをのせてオーブンで焼いたもの。
昔、忙しい羊飼い(=shepherds)が良く作っていたというのが名前の由来
イギリス代表
フィッシュ&チップス!


紅葉のウィンザー城 ケンジントン宮殿


近代看護教育の生みの親
フローレンス・ナイチンゲール


救急医療:チェルシー・ウェストミンスター病院
視察目的
二次救急を輪番制で行っている郡山の現状と
他国の救急医療の実際を比較検討する
施設概要
ロンドン北部担当
二次救急病院(小児救急病院を担っている 他:肥満専門外科、形成外科、火傷専門科等)
救急患者は100%の受け入れている
 
視察の学び
専門看護師の活躍する場面(トリアージなど)が多くある
救急外来においても作業療法士・理学療法士など各職種が関わっている


精神医療:王立ベスレム病院
視察目的
当財団にも精神科病院である星ヶ丘病院があり、他国の精神科病院との比較検討をする
施設概要
・1247年に建てられ、世界で最も古い精神病院の1つ
・サウスロンドン&モーズリーNHSトラストの一部
・ 作業療法、行動療法部門ももち、建物の力強い外観と芸術療法に力を注いでいる
・ 多くの著名な芸術家が患者となって入院したこともある
・ 1970年、ベスレム病院には、小さな博物館が作られた
  
視察の学び
患者さんと家族を含めたプラン作りが行われている
退院後も地域医療チームとの連携が取れている
他職種チームのケアは患者さんの回復や環境など全体的にアプローチ出来る
患者数に対するスタッフの人数にゆとりがある


広大な敷地
         患者さんの作品


緩和医療:セント・クリストファーズ・ホスピス
視察目的
先駆的な取り組みを行っているイギリスのホスピスを視察し、緩和ケアやターミナルケアについて学びを深める
施設概要
1967年近代ホスピスの第1号として創設された。創設者はシシリー・ソンダース
約50床のベッドを持つ独立型ホスピス
「ホスピスの中のホスピス」と呼ばれており、緩和ケアの臨床・研修・教育の世界の中心的存在である
教育研究センターでは緩和ケア従事者に向けた教育プログラムが開講され
国内だけでなく私たちのように海外からも多数の参加者がある
  
視察の学び
ホスピスの理念は看護・教育・研究であるとされていた
患者さん家族の心理的サポートを重視している
他職種チームで患者さん家族を全体的に支援している
在宅看護が充実している
教育システムが充実しており、海外に対してもホスピスの在り方を発信している

          施設内の美容室
宗教を問わない
礼拝堂


ウインザー城にて