星総合病院心臓病センター
心臓血管外科

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<スタッフ紹介>


高橋 昌一(たかはし しょういち)
心臓血管外科部長
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[略歴]
88年 弘前大学卒業.
92年 弘前大学大学院卒業後,米国ピッツバーグ大学胸部心臓外科研究員,米国ハーバード大学医学部ボストン小児病院心臓外科研究員,青森労災病院副部長,青森県立中央病院副部長,弘前大学助手,福島県立医科大学講師を経て,04年10月より現職
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[学位]
92年 弘前大学医学博士
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[資格]
日本外科学会認定医・指導医
日本外科学会外科専門医
日本胸部外科学会認定医
日本心臓血管外科専門医機構専門医
日本心臓血管外科学会国際会員

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<入院案内>

外来受診および入院・手術などについて

外来受診

 内科医より当院での手術を勧められた患者さんは、まず当科外来を受診して頂くことになります。また、病状等により、入院先より転院して頂くことも可能です。
 また、他院で手術を受ける予定の患者さんが、セカンドオピニオンをお聞きになりたい場合でも受診が可能です。この際、可能な限りデータなどをご持参頂ければ幸いです。
 外来診療は、毎週月・水・木・土曜日午前中ですが、出張等により休診となる事がありますので、あらかじめ外来予約センター(0120−33−4895)または当科外来受付(024−923−3711内線212)まで予約・お問い合わせください。なお予約制になっておりますが、予約がない方でも受診が可能です。

入院
 手術予定日を決めさせていただいた後、その1週間前を目安に入院日が決まります。入院当日は、外来にお越しください。その後、入院手続きの方法や手術までのスケジュールなどについて、担当看護師より説明があります。

入院後手術まで
 循環器病棟への入院となります。入院後は、手術に向けて、検査や薬の調節などを行います。また、手術前にご家族に、手術について詳しく説明させて頂きます。

手術
 患者さん個人の症状・体調等に合わせた手術を行います。一般的な手術については、少し詳しくなりますが医療従事者向けページ(こちら)をご覧下さい。

手術〜CCU入室

 手術当日は、手術室に予定時刻に入室し、まず麻酔科の医師により全身麻酔処置や点滴、心電図、血圧計の準備などが行われます。その後、準備が整い次第、手術を開始いたします。終了時刻は患者様により異なります。手術後は、CCU(Coronary Care Unit)に入室いただきます。ここで麻酔から覚めれば、人工呼吸器をはずし、強心剤などのお薬を減量していきます。その後、飲水や食事ができトイレまで歩行できる状態にまで回復すると、循環器病棟に帰室となります。CCU滞在日数は患者さんにより異なりますが、2-3日程度です。

循環器病棟帰室後から退院まで
 病棟帰室後は、症状にあわせナースステーションに近いお部屋に入って頂きます。その後、点滴の調節などを行いながら、術後リハビリテーションを行います。さらに、術後各種検査(血液検査、レントゲン撮影、心エコーなど)を行い、異常がなければ退院となります。退院までの期間は患者さんにより異なりますが、手術の日から10-20日間程度です。状況により、紹介病院などへの転院も可能です。

退院後
 退院後は、お薬の調節などを行うために、当科外来、または紹介病院の外来などへの通院が必要となります。

医療費について
 手術入院のためにどのくらいの費用がかかるかはとても大きな問題だと思います。ここではおもに心臓大血管手術をお受けになられる患者さんが利用できる公的補助についてご案内します.
 心臓手術の医療費は病気・手術の種類、術後の経過によって多少の違いはありますが、通常3割自己負担の場合でおよそ100-200万円になります。現在の制度では、所得により変わりますが,一ヶ月間で一定の額を超える自己負担費用は高額医療費として健康保険から払い戻しされることになっています。
ただし、高額医療費の支給は数ヶ月後になり、その前に病院から請求された自己負担分は一旦支払わなければなりません。そこで、更正医療といった公的補助を受けることにより、一時的な支払いをする必要がなくなります。支払いの額は,前年度の所得などにより決まります。

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70歳以上の方
 基本的には老人保健医療の適応ですので、ほとんどの方は更正医療の手続きは必要ありません。

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70歳未満の方
◆心臓手術の場合

 【更正医療の利用をする】
心臓手術の場合、そのほとんどが手術の前に身体障害者の適応となり、それに伴い更正医療という公的医療補助を受けることができます。この制度を利用するためには、担当医が診断書などを作成し、居住地の役場に提出する必要があります。この際、ご本人の写真,書類などを併せて提出します。
この申請により手術日以降の医療費は、患者様ご本人の前年の所得などにより若干の違いはありますが、病院に支払っていただく費用は数万円程度です。

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◆大血管手術の場合

 心臓に近い胸部大血管手術の場合は身体障害者や更正医療の適応がありますが、心臓と離れた動脈の手術には適応がありません。このため、高額医療制度による還付を受けていただくことになります。ただし、以下のような高額療養費貸付制度や高額療養費委任払い制度がありますので、大きな心配はいりません。

【高額医療貸付制度を利用する】
通常、高額医療費は病院へ一旦全額お支払いいただいた後、数ヶ月後に還付されますが、この制度を利用することで、通常は後で戻ってくる医療費が早めに戻ってきます。

【高額療養費委任払い制度を利用する】
高額医療費制度では数ヵ月後に戻ってくる金額を,あらかじめ保険者から病院に直接振り込んでもらう制度です。

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なお医療費に関するご相談など詳しくは,相談室担当者(高山)までお問い合わせください。

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