【内視鏡業務】

平成24年9月より新たに、内視鏡業務を設立しました。胃カメラや大腸カメラなどによって食道、胃、十二指腸、小腸、大腸といった消化管内の病気の診断と治療を行う診療部門です。当院は、内視鏡検査室が4つ、X線TV室1つを完備しています。当院では現在、消化管内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)及び内視鏡装置の先端に超音波装置が取り付けられている超音波内視鏡による消化管疾患の診断を行っています。治療として、早期消化管癌の治療や、食道・胃静脈瘤治療、消化管から出血している方の出血を内視鏡で止血する止血術などを行っています。さらに胆膵系の精査・治療も行っています。特に早期消化管癌の治療では今まで適応外であった病変に対しても最新の機器や技術により外科的切除することなく内視鏡的に根治切除することが可能になり体に負担をかけることなく癌を取りきることができます。内視鏡業務での臨床工学技士の主な業務は、内視鏡機器のトラブル対応、修理依頼、物品管理等の保守管理業務の他、内視鏡治療時に使用する切開ナイフ、高周波スネア等の治療用鉗子の操作、機器のセッティング等の介助業務を行っています。

【ハイブリッド手術室】

ハイブリッド手術室とは?
 手術室内に血管X線撮影装置と専用の手術台を設置した手術室のことです。麻酔器等の必要な機器  を配置し、手術室の清潔度も備えているため、今までX線透視下に行われていた内科的治療に加え、  外科的治療も同時に可能となりました。

ハイブリット手術室で行われる手術
 主な手術としては、当院でも現在行われている大動脈瘤に対するステントグラフト(経皮的大動脈ステント留置術)などがあります。今後、TAVI(経皮的大動脈弁置換術)など、内科的治療と外科的治療を組み合わせた、より低侵襲な治療が増えていくと期待されます。

ハイブリット手術室でのMEの業務
 @ 手術室内の麻酔器やその他の医療機器の保守管理
 A X線装置の操作や手術台の操作
 B 手術野でのカテーテル操作の介助
 C 手術中のラウンド業務、医材管理 などを検討しています。

【手術室機器管理業務】

 当院の手術室業務は、新病院に向けて新たに24年3月より始めました。主な業務内容として麻酔器の保守点検、内視鏡等の動作確認、医療機器の操作、保守管理を行っています。また、各点検で発見された故障や、手術中のトラブル等の対応も行っています。手術に支障がでないよう、医師・看護師・他スタッフ等と連携して、円滑な対応を心掛けています。

“ぜひ一緒に働きたい方がいればお待ちしております”