リハビリテーション科

リハビリテーション科の紹介

リハビリテーション科では、入院後に可能な限り早期からリハビリテーションを開始するため、集中治療室や各病棟に理学療法士や作業療法士、言語聴覚士を配置し、身体機能や生活機能の向上とともに一日でも早く社会復帰が可能となるよう支援させていただいております。加えて、介護予防や生活習慣病予防、スポーツ傷害予防といった活動にも力を入れております。

目指すところは、皆様のそれぞれの想いを大切にし、日々の暮らしに彩りを添えられるようなリハビリテーションの展開です。そして、早い段階からリハビリテーションの必要性を感じていただき、自ら積極的にリハビリテーションに取り組んでいくスタイルをコーディネートし、住み慣れた地域で活力のある自立した生活の支援に努めていきます。

理学療法士53名、作業療法士19名、言語聴覚士12名、管理栄養士1名、マッサージ師1名、計86名の体制で、急性期から回復期、生活期、終末期、そして精神科領域や予防領域まで、様々な分野を幅広く、かつ途切れなく、多くの職種と連携しながらスタッフ一丸となって対応していきます。

星総合病院 運動器担当

  • 「運動器」とは骨・関節・筋肉・神経などの身体を動かす組織の総称です。運動器に障害のある患者さんに対して、理学療法士が個別のリハビリテーションプログラムを作成し、早期に身体的・精神的・社会的に自立した生活が送れるよう支援しています。当院での主な対象疾患は、骨折などの外傷、変形性関節症による膝・股関節などの人工関節置換術後、肩腱板断裂や肩関節拘縮、スポーツなどによる膝の靭帯損傷に対する修復術後です。

星総合病院 脳血管担当

  • 脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患を有する患者さんが一日でも早く在宅・社会復帰できるよう、入院直後から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士等による多職種でリハビリテーションを進めています。

星総合病院 循環器担当

  • 心筋梗塞、心不全、心臓血管外科術後などの影響により心臓の機能が低下した患者さんに対して、日常生活復帰や再発予防を支援し、楽しい人生を長く過ごしていただくことを目標に運動療法や生活指導、栄養指導などの包括的なリハビリテーションを行っています。集中治療室から外来まで一貫した体制で支援しています。

星総合病院 女性特有疾患担当

  • 乳がん術後の手や腕の運動障害やリンパ浮腫、その他に子宮脱といった産婦人科領域の疾患に対して女性スタッフが対応し、リハビリテーションを行っています。身体機能だけでなく、日常生活の注意点などのアドバイスも行い、社会復帰を支援しています。また、リンパ浮腫に関しては、医療リンパドレナージセラピストの専門資格を持ったスタッフが中心となってリンパドレナージや圧迫療法などの治療を行なっています。

星総合病院 集中治療室担当

  • ICUでは重篤な患者さんを24時間体制で管理し、より効率的な治療を施すことを目的としています。当院のICUでは専属の理学療法士を3名配置し、治療の安静に伴う関節の拘縮や筋力の低下、肺炎等の二次的合併症の予防に加えて、日常生活活動の練習を早期から積極的に進めています。ICUから一般病棟、在宅生活へと連続性をもって患者さんの生活を支援していけるように取り組んでいます。

星総合病院 緩和ケア担当

  • 心身の苦痛を緩和し、残された時間をどの場所でどのように生きていくことができるかを一緒に考えながら、それを実現できるようにADLの向上や環境設定を行っています。病棟スタッフと共に、他者との交流の場面や楽しみの場面を設け、今できることを大切に、楽しく生活できるように支援を行っています。

星総合病院 摂食嚥下担当

  • 嚥下評価においては、言語聴覚士による摂食嚥下機能評価に加え、耳鼻咽喉科医師による嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査も行っています。

星総合病院 療育担当

  • 小児全般の聴覚障害、広汎性発達障害によるコミュニケーション障害を中心に療育支援を実施しています。対象年齢は0歳児から高校生の方までで、幼稚園や小学校の先生との連携や相談も行っています。耳鼻咽喉科外来にて各種聴力検査なども行っています。

星総合病院 予防領域担当

  • 健康増進施設「かがやき健康館」が星総合病院に隣接され、プールで行う水中運動やスタジオでの全身運動が行える施設となっています。関節痛や認知症などの介護予防や、特定保健指導のプログラム、周産期の運動プログラムなどを実施しています。

三春病院 回復期担当

  • 平成20年10月に回復期リハビリテーション病棟が開設され、「地域で生活するために」を合言葉に、患者さんやご家族とともにリハビリテーションを進めています。平成25年10月からは日曜日を含めた休日のリハビリテーション提供が始まり、1日でも早い在宅復帰を目指しています。

星ヶ丘病院 精神科担当

  • 手工芸や園芸等の活動を通して、精神科疾患のリハビリテーションを実施しています。 入院直後の急性期病棟から退院支援を積極的に進め、精神科デイケアまでの一貫したサポート体制で取り組んでいます。

オリオン 老健入所・通所担当

  • できる限り長く在宅生活が続けられるように、個別・集団でのリハビリテーションや家庭訪問、環境調整を行い、地域生活支援を展開しています。多職種と連携しながら、褥瘡予防や口腔機能向上、レクリエーション、イベント活動などを積極的に進めています。定員は入所100名、通所20名です。

訪問看護 訪問リハ担当

  • 身体能力に応じ、自立した生活を営むことができるよう、自宅でリハビリテーションを行います。心身機能の維持・回復を図り、安心して在宅生活が送れるようサポートすることを心がけています。

リハビリテーション科の理念

その手に心を込めて、良質で満足度の高いリハビリテーションを提供します

疾病予防や健康増進にも力を入れ、地域住民の健康長寿に寄与します

臨床教育の拠点として、法人内の資源を活用し地域医療の発展に貢献します

最高の仕事が経験でき、一人一人の可能性が広がる職場を全員でつくります

何ごとにも、常に先を行く組織であり続けることを目指します

 

教育体制

リハビリテーション領域の専門性の向上を図るとともに、社会性を併せ持つ医療人の育成を進めております。大きな柱は、新人研修や学会発表などの卒後教育システムと、法人内施設間の積極的な定期異動の2つです。

卒後教育システム

  • 卒後初期(1〜3年)
    ・新人研修(集合研修と現場教育)
    ・施設内外のローテーション
    ・症例発表の奨励
  • 卒後中期(4〜9年)
    ・各専門領域での技術力の向上
    ・新人の育成を担当
    ・研究発表や認定資格取得の奨励
  • 卒後後期(10年〜)
    ・社会人としての総合力の向上
    ・組織の運営を担当
    ・地域貢献事業の推進
 

平成26年度開催の新人研修プログラム実績

新人全員が対象の研修会で、入職後4月からの約1か月間にわたって開催されます。

1.接遇
2.急変時の対応
3.検査結果からの情報(ECG、CTなど)
4.離床開始の基準
5.介助方法(起居動作、歩行)
6.補装具・福祉用具
7.カルテの記録、申し送りのポイント
8.診療報酬制度
9.ケーススタディ
10.吸引の実技研修

平成25年度開催のリハビリテーション科全体研修会実績

施設間の交流を深めることを目的に、毎月1回、全体で研修会を開催しています。

4月 腎臓リハ学会の報告、新人研修の概要説明
6月 Adatara Live Demonstrationの報告、全国PT学会報告
7月 乳癌学会の報告、心リハ学会の予演、業務紹介(訪問、予防領域)
8月 褥瘡学会の報告、心リハ学会の報告、業務紹介(運動器、回復期)
9月 東北OT学会の予演、業務紹介(老健、救急外来)
10月 ACL術後の取組み報告、東北学会の予演、業務紹介(精神科、言語)
11月 東北PT学会の予演、老健大会の報告会、業務紹介(デイケア、脳血管)
12月 症例報告、業務紹介(緩和ケア、三春病院)
1月 精神科病棟の調査報告、地域が求めること、業務紹介(乳腺外科、老健)
3月 症例報告、業務紹介(療育、精神科、デイケア、循環器)

研究発表実績

  • 平成21年度
日本公衆衛生学会 「太極拳ゆったり体操」の介護予防効果の検証
日本心臓リハ学会 急性大動脈解離術後に間質性肺炎を合併した症例への介入時期の検討
当院で開始した携帯メールでの外来フォローの運用実態
当院退院患者の心臓リハ継続について
日本音声言語医学会 聴覚障害児・者のネットワーク作り―ミミッコクラブの取り組み―
東北理学療法学会 胸部大動脈瘤術後、脊髄虚血により対麻痺を呈し難渋した症例
東北作業療法学会 回復期リハ病棟におけるレクリエーションの試み
  • 平成22年度
日本心臓リハ学会 当院における心臓外科腹部手術後の心臓リハの現状
当院における包括的心臓リハは患者にとって生かされているのか
日本嚥下リハ学会 当院の誤嚥性肺炎予防を目標とした摂食嚥下障害に対する取り組み
全国老健施設大会 「郡山名所めぐり」を行って
東北公衆衛生学会 「太極拳ゆったり体操」の長期的効果−新規介護認定および生命予後との関係−
東北理学療法学会 乳癌術後にCPRS様の症状を呈した一症例
脳卒中患者における運動セルフエフィカシーと関連する要因について
東北作業療法学会 寝たきりでも行えることを探して「テレビのリモコンスイッチの工夫を通して」
回復期リハ病棟患者に対する表彰状の導入
  • 平成23年度
日本理学療法学会 回復期リハ病棟入院者の運動セルフエフィカシーと関連する要因について
日本心臓リハ学会 当院における心臓血管外科患者への理学療法士の術前介入効果について
大動脈弁狭窄症(非手術)患者に対しての心臓リハの効果と安全性について
当院におけるペースメーカ植え込み患者の心臓リハの状況について
当院における心臓外科術後患者の長期予後について
心臓血管外科の手術後患者に行ったタッチングの効果
急性心筋梗塞で治療後10日以内に心不全を起こし再入院した事例を検討
当院におけるAMI患者の心臓リハの状況について
日本言語聴覚学会 当院における就学前後の療育対象者に対しての支援の現状
日本リハ医学東北会 脳損傷片麻痺者の転倒関連自己効力感が生活空間に及ぼす影響について
東北理学療法学会 リハが必要な患者全例に介入するための取り組み〜病棟担当制についての報告〜
福島県乳癌研究会 乳癌術後の早期リハ介入による機能回復への影響
  • 平成24年度
日本理学療法学会 脳卒中片麻痺者のバランス能力が生活空間に及ぼす影響について
日本心臓リハ学会 筋疲労に配慮した高齢者への長時間電気刺激様式の検討
AMI患者の慢性期ADLと腎機能に関しての考察
震災が慢性維持期リハに功を奏した1例
DVT、肺動脈血栓症患者のリハの現状
当院関連医療機関における心臓リハに対する意識調査
日本腎臓リハ学会 持続緩徐式血液瀘過透析中の早期離床を試みた症例について
透析患者にウォーキングが効果的であった一例
全国老健施設大会 通所リハでの定期的家庭訪問実施の効果
東北理学療法学会 精神科病院での理学療法効果検証 -看護師に対するアンケート調査より-
多職種の関わりにより在宅復帰が可能となった一症例
東北作業療法学会 東日本大震災および原発事故後における当施設のレク実施状況について
東北老健施設大会 当施設における身体拘束ゼロへの取り組み
福島県乳癌研究会 胸筋温存乳癌術後の術式別における外転枕の比較検討
  • 平成25年度
日本公衆衛生学会 軽度認知障害高齢者とアルツハイマー型認知症高齢者のADL制限に関する差異
日本乳癌学会 胸筋温存乳房切除術後に上肢外転枕を使用した際の肩関節可動域の検討
日本褥瘡学会 多発褥瘡の左片麻痺者に対して捻じれを修正したポジショニングを提供した一例
日本膝スポーツ学会 大腿骨前捻角が片脚スクワット動作時膝外反角に及ぼす影響について
日本理学療法学会 片麻痺者における麻痺側片脚立位が自宅近隣の生活空間に及ぼす影響について
日本腎臓リハ学会 心臓血管術後に多臓器不全を呈した症例に対する急性期リハ
破裂性腹部大動脈瘤術後の腸管運動に着目した症例について
当院の栄養指導の現状と今後の取り組みについて
運動療法開始前からの患者教育により良好な回復期心臓リハへ移行ができた症例
当院外来心臓リハビリテーションの現状と問題点
全国老健施設大会 通所リハビリ利用者と地域の中学生の交流
何かに役立ちたいという想いに応えて集団作業療法を通し入所生活の質を考える
東北理学療法学会 進行性脳梗塞の特徴と早期離床
心理的要因により痛みが変化する一症例
自律神経失調症状を緩和できた症例について
東北作業療法学会 転倒予防対策への働きかけがもたらした看護師の意識行動の変化
回復期における作業活動が生んだ人との繋がり
園芸活動が社会復帰病棟患者に与えた変化
新設緩和ケア病棟における役割の一考察
東北老健施設大会 リハビリ体操の活用?介護予防や他施設連携
福島地域リハ研究会 緩和ケア病棟患者の自宅復帰を経験して病棟と在宅支援チームの連携
福島県乳癌研究会 乳がん術後患者の水中運動療法の取り組みについて
  • 平成26年度
日本摂食嚥下学会 摂食嚥下リハ実施者におけるCONUTスコアと経口摂取獲得率との関連性
日本言語聴覚学会 嚥下失行が疑われた一症例について
日本精神医学学会 精神科病院でイキイキと働くための要因
日本理学療法学会 理学療法学生の高齢者に対するエイジズムの調査
日本腎臓リハ学会 当院における開心術後の運動療法プログラムの現状
当院の栄養指導の現状と今後の取り組みについて?電話調査を行って
急性心筋梗塞を合併した人工弁感染症心内膜炎症例に対する急性期リハ
慢性心不全患者における体組成と身体機能の関連
再入院を繰り返した心不全症例への多職種介入自己管理能力と指導について
心リハスタッフによる病棟での急変時対応の取り組み
心不全要介護者に対しフィジカルアセスメントを重視して運動療法を行った症例
全国老健施設大会 当施設における転倒リスクとアセスメントシートの検討
日本精神・認知研究会 統合失調症の認知機能障害に対する認知矯正療法とNIRSの変化
東北理学療法学会 U型糖尿病初期患者への関わり
心臓血管外科術前からの介入により自宅退院となった症例
日本医療福島学会 ベッド周辺における転倒転落予防の取り組みについて
リアル臨床 股関節と胸郭について
フィジオnet. 上半身質量中心についての考察
  • 論文投稿一覧
日本老年医学誌 虚弱高齢者に対する「太極拳ゆったり体操」の介護予防効果
−新規要介護認定および生命予後との関連−
東北理学療法学 身体的リハビに対する意識変化 ―看護師に対するアンケート調査より―
穿通枝梗塞における進行性脳梗塞の特徴と離床開始時期について
PTジャーナル 地域生活のひろがりに着目した介護予防評価

地域リハビリテーション相談センター

平成22年4月1日より福島県からの指定を受け、地域リハビリテーション相談センターを開設しております。 患者さんやご家族の皆様方からのリハビリテーションに関するご相談を、当院の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士などの専門スタッフがお受けいたします。 相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。

相談例

  • リハビリを受けたいが、どのようにすれば良いのか。
  • 肩こりや腰痛、むくみに効果的な運動方法を知りたい。
  • スポーツのケガ予防のためのメディカルチェックを教えてほしい。
  • 装具を修理したい、新しいものに変えたい。
  • 床ずれにならないようなクッションの当て方を知りたい。
  • 食事の際、飲み込みにくくなってきた場合、どうすれば良いか。
  • 介護者にとって、楽にできる介助の方法を知りたい。
  • 職場の勉強会で、リハビリを学びたい。

お問い合わせ先
担当窓口:星総合病院 リハビリテーションセンター
電話 024-983-5530
受付時間:月〜土 9:30〜12:00(第3木曜日と祝日を除く)
Eメール:riha_hoshi@hoshipital.jp