星総合病院心臓病センター
心臓血管外科
ご挨拶 |
当科のホームページにお越し頂きありがとうございます。当病院に心臓血管外科が創設されてから10年以上が経過し,おもにこの地域に住んでおられる患者様の心臓血管手術を数多く行ってきました。 2004年10月には,新体制での治療が開始されました.そこでわれわれの心臓血管手術に対する考え方、方針を述べたいと思います。 治療の基本方針として、 @手術後は可能な限り長持ちするように、心臓や血管を治療すること。 Aできる限り心機能を温存し,その後の心機能の回復を目指すこと。 B手術の負担は可能な限り小さく,傷も可能な限り小さくすること。 C早期退院,社会復帰を目指すこと,であります。 たとえば冠動脈バイパス術ではそのバイパスの材料に、内胸動脈という胸の壁の裏側にある高性能の血管2本用い,心臓を養っている血管で重要な左冠動脈のほぼ全領域にバイパスを行います。また弁膜症手術のうち僧帽弁の手術では,できる限り自身の弁を温存する形成術を行う方針で手術を行っています。また昨今,余病が多いと考えられる高齢者の方や重症の方に対する心臓・血管の手術が増えています。安全で可能な限り手術の負担が少ない手術方法(心拍動下手術,人工心肺非使用手術など)を選択することで,合併症の発生が少なくなっていて,今まで高齢であるとか重症であるとかなどのために、無理といわれてきた心臓血管外科手術もかなり安全に可能になりつつあります。 多くの疾患で手術成績は安定し,現在はQOL (Quality of life,生活の質) の向上を目指す段階となっています。是非お気軽にご相談頂ければ幸いです。 |
心臓血管外科部長 高橋 昌一 |
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