消化器内科

スタッフ

  • 石野 淳(消化器内科診療部長)
    専門:消化器全般 特に胆・膵(すい)・化学療法
  • 小司 久志
    専門:感染症疾患/禁煙外来も行っています(木曜日)
  • 長浜 隆司(代表) 中島 寛隆、山本 栄篤、千葉 宙門
    ◎消化管疾患の診療(早期胃癌検診協会より、毎日1〜3名を派遣)
 

2009年治療実績

上部内視鏡 関連手技
内 ESD
3,502件
33件
下部内視鏡 関連手技
内 ESD
973件
2件
超音波内視鏡 関連手技
内 ドレナージ
262件
7件
ERCP関連手技
451件
血管造影 関連手技
92件
小腸内視鏡
5件
胃瘻(いろう)
56件

星総合病院 消化器内科の特徴

膵(すい)・胆道癌の早期診断

膵臓(すいぞう)癌・胆嚢(たんのう)癌・胆管癌ともに、癌の中でも予後の悪い癌として知られています。
早期の状態で発見できれば完治の可能性は非常に高くなります。
いずれの癌でも早期の状態では無症状である可能性が高く、超音波でささいな異常に気づかれなければ、進行癌になってからしか見つかりません。
また、一時はPETによりこの分野の癌も早期の状態で発見できるのではとの期待が高まりましたが、この分野の早期癌の診断はPETでは難しく、PETで拾い上げられる多くの癌は従来のUS・CT・EUSでも指摘できる事も分かってきました。
このため、従来通り腹部超音波で怪しい部分を指摘して、超音波内視鏡で精密検査を行う事が必要とされてきています。
当院の消化器内科は、川崎医科大学附属病院、自治医科大学、会津中央病院と連携を取りながら、膵胆道系の癌の早期診断に努めています。胆嚢癌・膵臓癌では全国的にみても早期の状態の癌(助かる癌)の発見率では数番目に多い施設です。
胆のう、膵臓の癌の心配のある方は一度受診してみてください。

膵(すい)・胆道癌の治療

これらの癌において手術が一番の治療ですが、常識的に考えて手術は難しい場合を多く認めます。それらの患者さんには我々の知りうる限りの全国の大学の教授・助教授と連絡を取り、手術可能な施設を探すという役割も担っています。
それでも手術はやはり困難な場合には、血管造影を利用した積極的な治療を行っています。自費にはなりますが、免疫療法を行っている施設とも連絡を取り、少しでも可能性がないかどうかを検討しています。また、癌による疼痛をコントロールするための超音波内視鏡下の神経ブロックも積極的に取り入れています。
これらの方法を探りながら、現代の医学の中でできるだけの手段を使いながら、諦めないで治療を行うことを目標としています。
他施設で膵臓癌・胆嚢癌・胆管癌と診断された人は一度ご相談ください。

消化器癌の診断・治療

当院は早期胃癌検診協会の長浜隆司先生のグループによる全面的なバックアップを受け、毎日、上・下部内視鏡検査を行っております。
このグループは、早期癌の診断・治療および大腸内視鏡の技術に特化しています。
大腸内視鏡の早さ・正確さはこのグループの大きな特徴で、他の病院で入らなかった大腸内視鏡が当院では入ったことをよく目にします。また、他院では苦痛が強かった大腸内視鏡が当院ではあっという間に終わってしまったとの話もよく聞きます。
食道・胃の内視鏡については、正確な診断をするために、あえて経鼻内視鏡は使用せず、より画像が鮮明な口からの内視鏡を使用して、他の医院では発見しにくいようなどんなに小さな癌も見落とさないような努力をしています。
内視鏡治療もより早く・より正確に・合併症を作らずにを目標として、水・土曜日に診療を行っています。
一度大腸検査を受けようかと思っている方、他院では大腸検査が困難だった方、胃癌と言われて内視鏡治療が必要と言われた方は是非相談にお越し下さい。