年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	1241	287	219	353	486	867	1726	1932	1716	384

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040081xx99x00x	誤嚥性肺炎　手術なし　手術・処置等2無し　副傷病無し	14	13.93	20.92	28.57	85.64
100380xxxxxxxx	体液量減少症	-	-	9.12	-	-
0400801499x002	肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）手術なし　手術・処置等2なし　副傷病なしA-DROPスコア2	-	-	15.17	-	-
040120xx99000x	慢性閉塞性肺疾患　手術なし　手術・処置等1なし　手術・処置等2なし　副傷病なし	-	-	13.63	-	-
050130xx99000x	心不全　手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等2なし　副傷病なし	-	-	17.66	-	-

主に高齢の患者さんで肺炎、誤嚥性肺炎の方が入院されております。
そのため、平均在院日数も長めになる傾向があります。

消化器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100xx01xx0x	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術副傷病なし	254	4.30	2.67	0.00	67.23
060335xx97x00x	胆嚢水腫、胆嚢炎等その他の手術あり手術・処置等２なし副傷病なし	113	27.76	17.12	1.77	72.89
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等手術・処置等２なし副傷病なし	86	26.31	10.08	4.65	75.50
060280xxxxxxxx	アルコール性肝障害	62	17.73	15.01	0.00	63.95
060020xx04x0xx	胃の悪性腫瘍内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術手術・処置等２なし	46	14.26	8.52	2.17	74.78

消化器では、消化管疾患（食道から胃、十二指腸、小腸、大腸直腸まで）、肝疾患、胆膵疾患と幅広く診療しています。
良性疾患から悪性疾患まで特殊な症例を除いてすべての疾患に対応しており、年間1500人ほどの入院があります。
癌治療では、診断、早期癌の内視鏡治療、切除可能症例の外科との連携、切除不能症例の化学療法や各種内視鏡処置、また当院には緩和病棟があるため終末期医療も可能であり病期を問わず受け入れが可能です。

循環器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　手術･処置等11あり　手術・処置等2なし　副傷病なし	234	2.97	3.01	0.85	68.15
050050xx02000x	狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　手術･処置等1なし、1,2あり　手術・処置等2なし　副傷病なし	227	3.46	4.47	0.88	70.80
050130xx99000x	心不全　手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等2なし　副傷病なし	117	13.36	17.66	2.56	83.01
050070xx01x0xx	頻脈性不整脈　経皮的カテーテル心筋焼灼術　手術・処置等2なし	91	5.26	5.15	0.00	64.46
050170xx03000x	閉塞性動脈疾患　動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等　手術･処置等1なし、1あり　手術・処置等2なし　副傷病なし	80	3.43	5.50	2.50	73.16

狭心症・急性冠症候群といった虚血性心疾患に対するカテーテル治療に最も重点を置いて診療しています。外来にて冠動脈CT検査を行い、狭窄が疑われる症例に対しては、通常2泊3日入院期間にて待機的な心臓カテーテル検査・治療を行っています。不安定狭心症・急性心筋梗塞といった急性冠症候群の患者さんについては、症状や血行動態が急激に変化する可能性があるため、ICUへ緊急入院とし、緊急に心臓カテーテル検査治療を行い、通常は約１週間の入院加療を行っています。次に多い疾患としては、様々な基礎心疾患による心不全患者に対する入院加療を行っています。急性期は心不全治療薬投与・補助呼吸管理による急性期集中治療を行い、安定した段階で早期にリハビリを導入し、あわせて生活指導・服薬指導・栄養指導を行い、早期退院・社会復帰へと進めています。さらに難治性心不全に対する両心室ペーシング植え込み術、頻脈性不整脈や心房細動に対するカテーテルアブレーション治療、多岐にわたる循環器疾患に対する手術を広く行っています。

神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010160xx99x00x	パーキンソン病　手術なし　手術・処置等2なし　副傷病なし	-	-	17.67	-	-
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等24あり　副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2	-	-	16.18	-	-
010080xx99x001	脳脊髄の感染を伴う炎症　手術なし　手術・処置等2なし　副傷病なし15歳以上	-	-	12.09	-	-
010060x0990301	脳梗塞（脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満）手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等23あり　副傷病なし発症前Rankin　Scale0、1又は2	-	-	17.10	-	-
010060x2990200	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等22あり　副傷病なし発症前Rankin Scale3、4又は5	-	-	19.81	-	-

当科では、脳梗塞、パーキンソン病やパーキンソン病関連疾患による入院が一番多く、治療やリハビリを行っています。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
080270xxxx1xxx	食物アレルギー手術・処置等１あり	288	1.06	2.14	0.00	3.17
040090xxxxxx0x	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）副傷病なし	182	5.32	6.19	0.55	1.77
080270xxxx0xxx	食物アレルギー手術・処置等１なし	174	1.10	2.47	0.00	4.75
040070xxxxx0xx	インフルエンザ、ウイルス性肺炎手術・処置等２なし	107	4.98	6.14	0.00	2.50
030270xxxxxxxx	上気道炎	76	4.75	4.96	0.00	2.57

急性感染症は前年度と同じ程度の入院数ですが、冬季の感染症と言われていたRSウイルス感染症が夏に流行する等、月別入院数は変化しています。食物経口負荷試験は年間500件前後と増え、1週間に約10人ずつ予約検査を行っています。NICUの新生児入院も順調に増加しました。成長ホルモン分泌刺激試験も増えています。
感染症と非感染症が交差しないように、職員のスタンダードプリコーションや、環境清拭・おもちゃの管理などは徹底しています。
また、入院中は病棟保育士による遊びの提供や、スタッフ総出の各種イベント（夏祭りやハロイン、クリスマスなど）が皆様に好評をいただいています。
医師・看護師・薬剤師・保育士・理学療法士、栄養士等、スタッフ一丸となって、ご家族とお子さんを応援・サポートしています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
090010xx01x0xx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除手術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等　手術・処置等2なし	141	15.16	10.59	1.42	58.06
060330xx02xxxx	胆嚢疾患（胆嚢結石など）腹腔鏡下胆嚢摘出術等	79	7.05	6.52	1.27	61.94
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	77	3.51	4.96	0.00	67.64
090010xx02x0xx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）手術・処置等2なし	59	8.15	6.23	1.69	56.27
060035xx01000x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等　手術･処置等1なし　手術・処置等2なし　副傷病なし	29	15.59	15.30	0.00	71.10

当院外科は、一般外科、消化器外科、乳腺外科が主体です。
手術数は乳癌が最も多くなっています。手術以外にも癌化学療法やがんの遺伝子外来も担当しています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術　肩、股等	113	29.54	26.30	52.21	81.12
07040xxx01xxxx	股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）人工関節再置換術等	97	20.67	22.27	11.34	69.09
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）人工関節再置換術等	90	23.30	24.26	2.22	74.86
160620xx01xxxx	肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。）腱縫合術等	78	9.15	14.27	0.00	24.08
160760xx97xxxx	前腕の骨折　手術あり	32	5.28	5.68	3.13	50.75

高齢者の骨折や変性疾患に対する手術を多く行っております。
関節リウマチに対する治療や慢性疼痛に対する治療プログラムも行っております。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）皮膚悪性腫瘍切除術等	26	18.08	8.16	79.62
160200xx0200xx	顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）鼻骨骨折整復固定術等	23	5.43	5.37	29.70
070010xx010x0x	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等	21	7.81	5.59	54.05
090010xx04xxxx	乳房の悪性腫瘍組織拡張器による再建手術（一連につき）　乳房（再建手術）の場合等	21	8.57	8.23	47.76
180060xx97xxxx	その他の新生物　手術あり	20	7.25	6.33	45.80

平成30年度は順位の入れ替えはあれど、例年通りの症例数でした。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160100xx97x01x	頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等2なし　副傷病あり	41	12.41	23.57	14.63	79.24
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日以内、かつ、JCS10未満）手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等24あり　副傷病なし発症前Rankin Scale0、1又は2	40	21.48	16.18	37.50	70.08
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等2なし　副傷病なし	34	23.71	18.72	50.00	71.38
010060x2990201	脳梗塞（脳卒中発症3日以内、かつ、JCS10未満）手術なし　手術･処置等1なし　手術・処置等22あり　副傷病なし発症前Rankin Scale0、1又2	26	17.85	16.16	23.08	76.12
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　手術・処置等2なし　副傷病なし	19	7.21	9.69	5.26	71.00

脳神経外科は、医師3名体制であり、主に急性期の脳血管疾患に対応しております。入院患者の多くは脳梗塞をはじめとし、脳内出血、くも膜下出血といった疾患が占めております。緊急手術にも対応しており、また、入院後、病棟内でも早期にリハビリテーションを開始しております。治療とリハビリテーション等を包括的に組み合わせていくことで、回復期リハビリテーション等、次のステップへと効率的に進めるよう心がけております。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050163xx03x0xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　ステントグラフト内挿術　手術・処置等2なし	25	10.80	12.01	4.00	76.44
050080xx0100xx	弁膜症（連合弁膜症を含む。）ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等　手術･処置等1なし　手術・処置等2なし	19	16.68	21.62	0.00	67.58
050180xx02xxxx	静脈・リンパ管疾患　下肢静脈瘤手術等	15	2.33	2.85	0.00	69.80
050170xx02000x	閉塞性動脈疾患動脈形成術、吻合術　指（手、足）の動脈等手術・処置等１なし、１あり手術・処置等２なし副傷病なし	-	-	16.52	-	-
180040xx97x1xx	手術・処置等の合併症　手術あり　手術・処置等21あり	-	-	31.88	-	-

長寿による高齢化に伴い、胸部及び腹部の大動脈瘤疾患の患者さんの増加があります。高齢者であっても外科治療後短期間で退院可能なように、低侵襲手術（小切開手術）や早期リハビリを組み合わせています。多くの方が、10日前後で退院可能になっています。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
120180xx01xxxx	胎児及び胎児付属物の異常帝王切開等	93	7.85	9.70	0.00	32.63
120260xx01xxxx	分娩の異常帝王切開等	33	8.27	9.63	0.00	28.79
120070xx02xxxx	卵巣の良性腫瘍卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等	32	5.25	6.28	0.00	42.84
120060xx01xxxx	子宮の良性腫瘍子宮全摘術等	29	8.76	9.87	0.00	47.00
120070xx01xxxx	卵巣の良性腫瘍卵巣部分切除術（腟式を含む。）　開腹によるもの等	20	8.05	10.16	5.00	53.35

分娩数の増加に伴い、帝王切開数が増加しています。
子宮附属器腫瘍が増加していて、その中でも腹腔鏡による手術が増えています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患　手術あり片眼	190	2.08	2.84	0.53	76.03
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患　手術あり両眼	37	3.68	5.39	2.70	78.46
020150xx97xxxx	斜視（外傷性・癒着性を除く。）手術あり	33	2.61	3.22	0.00	25.55
020320xx97xxxx	眼瞼、涙器、眼窩の疾患　手術あり	15	2.40	3.20	6.67	46.87
020230xx97x0xx	眼瞼下垂　手術あり　手術・処置等2なし	-	-	3.15	-	-

白内障手術は、日帰り手術も行なっており、多焦点眼内レンズ手術も行なっております。
眼瞼の手術が多いのが、当院の特徴です。

耳鼻咽頭科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030440xx01xxxx	慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫　鼓室形成手術	30	4.43	8.29	0.00	54.07
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	26	7.62	7.04	0.00	55.65
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　手術なし	24	5.08	5.43	0.00	45.17
030390xx99xxxx	顔面神経障害　手術なし	17	7.41	9.26	0.00	47.53
020290xx97xxxx	涙器の疾患　手術あり	15	6.33	4.78	6.67	57.33

急性炎症性疾患で入院する方以外では、中耳、副鼻腔疾患や涙道閉塞症、顔面神経麻痺で手術目的に入院する患者さんが多くなっています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110080xx991x0x	前立腺の悪性腫瘍　手術なし　手術･処置等1あり　副傷病なし	72	2.06	2.53	0.00	70.53
120090xx97xxxx	生殖器脱出症　手術あり	72	6.68	8.86	0.00	70.00
110070xx0200xx	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　手術･処置等1なし　手術・処置等2なし	52	6.87	7.20	0.00	73.40
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等　経尿道的前立腺手術等	45	8.56	8.65	2.22	73.09
11013xxx06xxxx	下部尿路疾患　膀胱結石、異物摘出術　経尿道的手術等	32	4.06	5.64	0.00	71.47

膀胱、前立腺の悪性腫瘍、前立腺肥大症、骨盤臓器脱、尿路結石の患者さんが多いのが特徴です。病気の根治性、術後のQOLに重点を置き、腹腔鏡手術やその他の内視鏡手技により、短期間での退院、外来通院となっております。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	71	8	13	51	0	13	1	8
大腸癌	45	15	46	180	5	11	1	7,8
乳癌	111	53	8	4	54	25	1	8
肺癌	3	0	1	1	2	0	1	8
肝癌	6	7	7	11	0	9	1	8

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	14	9.07	51.57
中等症	60	13.32	81.98
重症	14	14.93	87.57
超重症	7	7.71	84.71
不明	0	0.00	0.00

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	172	31.20	75.15	39.30
その他	29	28.21	73.93	4.48

消化器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	257	1.51	2.40	0.00	67.84
K682-3	内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術（ＥＮＢＤ）	125	4.31	30.12	2.40	75.79
K635	胸水・腹水濾過濃縮再静注法	73	2.79	11.68	0.00	64.89
K6871	内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの）	70	4.76	27.34	4.29	70.17
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	54	4.91	15.70	0.00	73.43

当院では、内視鏡治療を積極的に行っています。あらゆる疾患に対応できるようにスコープや処置具はそろえていますので、一般的な内視鏡での治療でできないことはありません。ポリープの治療や早期癌の治療、胆膵疾患のドレナージが多くなっています。

循環器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	163	1.21	2.04	0.61	70.41
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	95	1.41	2.25	3.16	72.91
K5951	経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ）	76	0.99	3.57	0.00	64.74
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞）	58	0.05	11.74	3.45	73.93
K616-4	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	45	0.44	2.18	2.22	71.93

狭心症・急性冠症候群といった虚血性心疾患に対するカテーテル治療に最も重点を置いて診療しており、現在、年間350～400件の経皮的冠動脈インターベンション（PCI）治療を行っています。安定した狭心症患者に対しては外来にて冠動脈CTを行った後、待機的にPCIを行っています。不安定狭心症・急性心筋梗塞といった急性冠症候群の患者さんは、通常、救急車にて緊急入院となり、当院では24時間体制で心臓カテーテル治療を行っており、現在年間約80例の急性心筋梗塞患者の急性期治療を行っています。
次に多い手術としては徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込み術です。意識消失を来たすような徐脈性不整脈の症例は、突然死や血行動態破綻を来たす危険が高いため、当院では、紹介された後に、速やかに一時的ペースメーカー挿入や電気生理学的検査・冠動脈造影等の初期検査治療を行い、早期に永久ペースメーカー植え込み術へと進めております。
さらに難治性心不全に対する両心室ペーシング植え込み術、頻脈性不整脈や心房細動に対するカテーテルアブレーション治療、末梢動脈疾患・重症下肢虚血に対する経皮的カテーテル血管内治療など多岐にわたる循環器疾患に対する手術を広く行っています。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	96	2.15	5.39	1.04	62.66
K6335	鼠径ヘルニア手術	75	1.16	1.17	0.00	66.69
K4763	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない））	72	1.44	11.99	0.00	58.92
K4762	乳腺悪性腫瘍手術（乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わない））	59	1.22	5.93	1.69	56.27
K4765	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術・胸筋切除を併施しない、腋窩部郭清を伴う）	54	1.39	16.52	3.70	60.35

当院外科は、腫瘍外科を中心に一般外科も行っております。上記手術件数は、厚生労働省の「病院情報の公表の集計条件」に基づいたもので、実件数とは若干の開きがあります。2018年の手術件数は880件です。甲状腺・肺・乳腺・食道・胃・小腸・大腸・胆肝膵の悪性疾患を扱っております。
昨年の乳腺悪性腫瘍手術総数は213例でしたが、内訳は乳房切除術または乳房温存手術、腋窩についても腋窩部郭清伴うもの、またはセンチネルリンパ節までで腋窩部郭清伴わないものにそれぞれ分類されます。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0821	人工関節置換術（肩，股，膝）	206	2.01	19.13	7.77	72.37
K0461	骨折観血的手術（肩甲骨，上腕，大腿）	92	2.17	24.92	42.39	80.10
K079-21	関節鏡下靱帯断裂形成手術（十字靱帯）	62	0.63	7.81	0.00	24.60
K0462	骨折観血的手術（前腕，下腿，手舟状骨）	48	2.15	12.15	8.33	55.44
K0811	人工骨頭挿入術（肩，股）	41	4.95	24.20	60.98	78.98

膝や股関節の人工関節置換術を多く行っております。
また、骨折に対する手術も多く、スポーツ障害の手術やマイクロサージャリーを含めた手の外科の症例も多く行っています。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（肩，上腕，前腕，大腿，下腿，躯幹）	21	1.10	6.05	55.14
K016	動脈（皮）弁術，筋（皮）弁術	20	2.25	17.20	72.90
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）	16	1.88	9.31	76.38
K333	鼻骨骨折整復固定術	16	1.13	1.00	22.88
K476-4	ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術（乳房切除後）	11	1.00	5.00	47.36

平成30年度も悪性腫瘍の症例数が多く、その切除と再建（皮弁術）が増えています。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	53	1.89	11.96	13.21	78.15
K1771	脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）	25	1.40	42.52	24.00	68.32
K1692	頭蓋内腫瘍摘出術（その他）	12	6.67	44.00	33.33	62.25
K1643	頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内）	11	0.18	46.09	63.64	79.09
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	11	33.64	25.36	72.73	72.45

高齢化社会の進行に伴い、軽微な頭部打撲後数週間を経て生じる慢性硬膜下血腫に対する手術が一番多くなっております。ついでくも膜下出血の原因である脳動脈瘤に対する手術、高血圧等が原因による脳内出血に対する頭蓋内血腫除去術といわゆる脳卒中（脳血管障害）に対する手術が占めております。このことは、当院脳神経外科が、救急における脳卒中への対応が手術も含め速やかにできていることの証左と思われます。慢性硬膜下血腫や脳動脈瘤手術の患者さんは、リハビリテーションを行い、自宅へ帰られる場合も多く、脳内出血の患者さんは、残存した麻痺等に対してのリハビリテーション目的の転院が多いことを示しております。

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5612ﾛ	ステントグラフト内挿術（１以外の場合）（腹部大動脈）	21	2.24	10.76	4.76	76.57
K617-4	下肢静脈瘤血管内焼灼術	15	0.33	1.00	0.00	69.80
K5612ｲ	ステントグラフト内挿術（１以外の場合）（胸部大動脈）	14	3.21	14.50	7.14	65.43
K552-22	冠動脈、大動脈バイパス移植術（人工心肺不使用）（２吻合以上）	13	4.38	13.85	0.00	65.00
K5603ｲ	大動脈瘤切除術（上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術）（大動脈弁置換術又は形成術を伴うもの）	13	1.54	34.23	30.77	62.08

低侵襲手術を基本に行っているため、早期リハビリ・早期退院が可能な方が多くなっています。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8982	帝王切開術（選択帝王切開）	83	1.22	5.89	0.00	32.86
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	53	1.66	6.00	0.00	30.70
K8882	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）	33	0.91	3.33	0.00	42.94
K877	子宮全摘術	30	1.07	6.97	0.00	49.73
K8881	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（開腹）	22	1.23	6.41	4.55	51.82

分娩数の増加に伴い、帝王切開数が増加しています。
婦人科疾患については、良性疾患を中心に治療していますが、子宮体癌、卵巣癌の治療も行っております。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの）	223	0.03	1.31	0.90	76.43
K2423	斜視手術（前転法と後転法）	19	0.58	1.00	0.00	26.79
K2172	眼瞼内反症手術（皮膚切開法）	13	0.62	1.00	0.00	30.46
K2422	斜視手術（後転法）	13	0.62	1.00	0.00	25.31
K2191	眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法）	-	-	-	-	-

眼科での手術は日帰りで行うことも多く、それを含めると、昨年度の白内障手術は364件、眼瞼下垂手術は30件、眼瞼内反症手術は24件でした。

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	24	0.96	5.38	0.00	58.71
K3191	鼓室形成手術（耳小骨温存術）	18	1.00	2.22	0.00	50.00
K204	涙嚢鼻腔吻合術	14	0.93	4.57	7.14	56.00
K3192	鼓室形成手術（耳小骨再建術）	14	1.43	2.64	0.00	61.07
K159	顔面神経減圧手術（乳様突起経由）	11	4.36	4.09	0.00	48.55

耳科手術や鼻副鼻腔手術に力を入れており、件数が多くなっています。涙道手術や、顔面神経減圧手術が多くなっているのも、当科の特色です。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの）	55	1.40	4.58	0.00	74.00
K865-2	腹腔鏡下仙骨腟固定術	51	1.20	4.59	0.00	67.27
K841-21	経尿道的レーザー前立腺切除術（ホルミウムレーザー）	44	1.77	5.66	2.27	73.00
K843-2	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術	30	1.07	9.50	0.00	68.63
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）	20	1.00	2.20	0.00	57.65

膀胱悪性腫瘍手術、腹腔鏡下仙骨腟固定術、経尿道的レーザー前立腺切除術が多く施行されています。QOLの維持、低侵襲性を考慮し、腹腔鏡や経尿道的内視鏡手術が行われています。平均で1週間以内の入院となっております。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	0	0.00
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	8	0.09
180010	敗血症	同一	5	0.05
180010	敗血症	異なる	19	0.21
180035	その他の真菌感染症	同一	0	0.00
180035	その他の真菌感染症	異なる	0	0.00
180040	手術・処置等の合併症	同一	78	0.85
180040	手術・処置等の合併症	異なる	7	0.08

平成30年度 公益財団法人星総合病院 病院指標

平成30年度公益財団法人星総合病院病院指標