リハビリテーション科
リハビリテーション科の紹介
リハビリテーション科では、入院後に可能な限り早期からリハビリテーションを開始するため、集中治療室や各病棟に療法士を配置し、
身体機能や生活機能の向上とともに一日でも早く社会復帰が可能となるよう支援させていただいております。加えて、介護予防や生活習慣病予防、
スポーツ傷害予防、幼少期の運動発達支援といった活動にも力を入れております。
目指すところは、皆様のそれぞれの想いを大切にし、日々の暮らしに彩りを添えられるような目標が持てるリハビリテーションの展開です。
そして、早い段階からリハビリテーションの必要性を感じていただき、自ら積極的にリハビリテーションに取り組んでいくスタイルをコーディネートし、
住み慣れた地域で活力のある自立した生活の支援に努めています。
理学療法士81名、作業療法士26名、言語聴覚士18名、マッサージ師1名、運動指導員1名、計127名の体制で、急性期から回復期、生活期、終末期、そして精神科領域や予防領域まで、様々な分野を幅広く、かつ途切れなく、多くの職種と連携しながらスタッフ一丸となって対応しています。
星総合病院 運動器担当
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「運動器」とは骨・関節・筋肉・神経などの身体を動かす器官の総称です。運動器に障害のある患者さんに対して、理学療法士が個別のリハビリテーションプログラムを作成し、早期に身体的・精神的・社会的に自立した生活が送れるよう支援しています。当院での主な対象は、骨折などの外傷、変形性関節症による膝・股関節などの人工関節置換術後、肩腱板断裂や肩関節拘縮、スポーツなどによる膝の靭帯損傷に対する修復術後、手の腱損傷術後です。
星総合病院 脳血管担当
- 脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患を有する患者さんが一日でも早く在宅・社会復帰できるよう、入院直後から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士等による多職種でリハビリテーションを進めています。
星総合病院 循環器担当
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心筋梗塞、心不全、心臓血管外科術後などの影響により心臓の機能が低下した患者さんに対して、日常生活復帰や再発予防を支援し、楽しい人生を長く過ごすことができることを目標に運動療法や生活指導、栄養指導などの包括的なリハビリテーションを行っています。集中治療室から外来まで一貫した体制で支援しています。
星総合病院 女性特有疾患担当
- 乳がん術後の手や腕の運動障害やリンパ浮腫、その他に子宮脱といった産婦人科領域の疾患に対して女性スタッフが対応し、リハビリテーションを行っています。身体機能だけでなく、日常生活の注意点などのアドバイスも行い、社会復帰を支援しています。また、リンパ浮腫に関しては、医療リンパドレナージセラピストの専門資格を持ったスタッフが中心となってリンパドレナージや圧迫療法などの治療を行なっています。
星総合病院 集中治療室担当
- ICUでは重篤な患者さんを24時間体制で管理し、より効率的な治療を施すことを目的としています。当院のICUでは専属の理学療法士を3名配置し、治療の安静に伴う関節の拘縮や筋力の低下、肺炎等の二次的合併症の予防に加えて、日常生活活動の練習を早期から積極的に進めています。ICUから一般病棟、在宅生活へと連続性をもって患者さんの生活を支援していけるように取り組んでいます。
星総合病院 緩和ケア担当
- 心身の苦痛を緩和し、残された時間をどの場所でどのように生きていくことができるかを一緒に考えながら、それを実現できるようにADLの向上や環境設定を行っています。病棟スタッフと共に、他者との交流の場面や楽しみの場面を設け、今できることを大切に、楽しく生活できるように支援を行っています。
星総合病院 摂食嚥下担当
- 嚥下評価においては、言語聴覚士による摂食嚥下機能評価に加え、耳鼻咽喉科医師による嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査も行っています。
星総合病院 療育担当
- 小児全般の聴覚障害、広汎性発達障害によるコミュニケーション障害を中心に療育支援を実施しています。対象年齢は0歳児から高校生の方までで、幼稚園や小学校の先生との連携や相談も行っています。耳鼻咽喉科外来にて各種聴力検査なども行っています。
星総合病院 予防領域担当
- 健康増進施設「かがやき健康館」が星総合病院に隣接され、プールで行う水中運動やスタジオでの全身運動が行える施設となっています。関節痛や認知症などの介護予防や、特定保健指導のプログラム、周産期の運動プログラムなどを実施しています。
三春病院 回復期担当
- 平成20年10月に回復期リハビリテーション病棟が開設され、「地域で生活するために」を合言葉に、患者さんやご家族とともにリハビリテーションを進めています。平成25年10月からは日曜日を含めた休日のリハビリテーション提供が始まり、1日でも早い在宅復帰を目指しています。
星ヶ丘病院 精神科担当
- 手工芸や園芸等の活動を通して、精神科疾患のリハビリテーションを実施しています。 入院直後の急性期病棟から退院支援を積極的に進め、精神科デイケアまでの一貫したサポート体制で取り組んでいます。
オリオン 老健入所・通所担当
- できる限り長く在宅生活が続けられるように、個別・集団でのリハビリテーションや家庭訪問、環境調整を行い、地域生活支援を展開しています。多職種と連携しながら、褥瘡予防や口腔機能向上、レクリエーション、イベント活動などを積極的に進めています。定員は入所100名、通所20名です。
訪問看護 訪問リハ担当
- 身体能力に応じ、自立した生活を営むことができるよう、自宅でリハビリテーションを行います。心身機能の維持・回復を図り、安心して在宅生活が送れるようサポートすることを心がけています。
リハビリテーション科の理念
その手に心を込めて、良質で満足度の高いリハビリテーションを提供します
疾病予防や健康増進にも力を入れ、地域住民の健康長寿に寄与します
臨床教育の拠点として、法人内の資源を活用し地域医療の発展に貢献します
最高の仕事が経験でき、一人一人の可能性が広がる職場を全員でつくります
何ごとにも、常に先を行く組織であり続けることを目指します
教育体制
リハビリテーション領域の専門性の向上を図るとともに、社会性を併せ持つ医療人の育成を進めております。大きな柱は、新人研修や学会発表などの卒後教育システムと、法人内施設間の積極的な定期異動の2つです。
卒後教育システム
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卒後初期(1〜3年)
・新人研修(集合研修と現場教育)
・施設内外のローテーション
・症例発表の奨励
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卒後中期(4〜9年)
・各専門領域での技術力の向上
・新人の育成を担当
・研究発表や認定資格取得の奨励
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卒後後期(10年〜)
・社会人としての総合力の向上
・組織の運営を担当
・地域貢献事業の推進
地域リハビリテーション相談センター
平成22年4月1日より福島県からの指定を受け、地域リハビリテーション相談センターを開設しております。 患者さんやご家族の皆様方からのリハビリテーションに関するご相談を、当院の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士などの専門スタッフがお受けいたします。 相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。
相談例
- リハビリを受けたいが、どのようにすれば良いのか。
- 肩こりや腰痛、むくみに効果的な運動方法を知りたい。
- スポーツのケガ予防のためのメディカルチェックを教えてほしい。
- 装具を修理したい、新しいものに変えたい。
- 床ずれにならないようなクッションの当て方を知りたい。
- 食事の際、飲み込みにくくなってきた場合、どうすれば良いか。
- 介護者にとって、楽にできる介助の方法を知りたい。
- 職場の勉強会で、リハビリを学びたい。
お問い合わせ先
担当窓口:星総合病院 かがやき健康館
電話 024-983-5532
受付時間:月〜土 10:00〜12:00(祝日を除く)
Eメール:kagayaki@hoshipital.jp