専門外来とは、ある疾患または症状に対して、専門的な診察・治療を行う専門の外来科のことです。
その分野に精通した医師が担当し、より正確な診断がおこなえるよう、当院では専門外来として下記の診療を
行っております。
私たちは、日々様々なストレスにさらされています。
職場・学校・家庭での対人関係や生活面での悩みはストレッサー(ストレスの原因)となります。
当院では、医師と臨床心理士(カウンセラー)が症状にあわせて薬物精神療法やカウンセリングなどの最適な治療を行い、患者さんをサポートしていきます。
幼児から思春期(18歳)の子どもさんの精神的な問題について診療しています。
落ち着きがない・集中力がない・忘れ物が多い・学習が進まないなどの発達の問題や、登校できない・ひきこもりなどの人間関係の悩み、その他情緒的な問題についての相談・家族の対応方法など、医師と臨床心理士が連携しサポートします。
※上記の症状があっても、発達障害と関係がない場合もあります。
※現在予約が大変込み合っており、新患の予約が取りにくくなっております。
睡眠障害とは、さまざまな原因によって睡眠がうまくとれなくなり、日常生活に支障をきたすようになった状態のことを言います。
日本人の5人に1人は睡眠の問題を抱えているといわれるほど睡眠障害は、今日大変高い頻度でみられる問題です。
睡眠障害に属する疾患は多岐にわたりますが、当院では睡眠障害を専門的観点から評価診断し、適切な治療と指導を心掛けています。
当院の睡眠外来の特徴
睡眠障害の背景に精神疾患が隠れていることは少なくなく、当睡眠外来では、精神科病院に併設されている睡眠外来として、精神疾患の適切な鑑別に力を入れています。
睡眠障害の背景に精神疾患がある場合、お近くの精神科クリニックなど適切な医療機関で精神疾患の治療を優先していただくこともあります。
また受診に際してましては、できればあらかじめ睡眠日誌を2週間ほど記録していただけますと、診断までの期間を短縮できることもありますので、ご協力いただけますと幸いです。
当睡眠外来で診療を行っている主な睡眠障害の症状
最も一般的な睡眠障害の症状であり、寝つきが悪く、夜になるとかえって目が冴えたり、途中で目が覚めたりします。このため日中の生活に障害が生じている状態です。 不眠の原因は身体疾患、薬剤、生活習慣、精神疾患を基礎としたものなどさまざまです。
夜間十分な睡眠をとっても日中の眠気がひどく、生活に支障の出ている状態です。 代表的な過眠症にはナルコレプシーがあり、これは日中辛抱しがたい居眠りを断続的に繰り返し、笑ったり怒ったりしたときに体の力が抜けてしまう、という症状がよく見られます。夜は金縛りや鮮明な夢見がみられることがあります。 また過眠を呈する場合でも、睡眠時間の不足や睡眠の質の悪さなど、本人は寝ているつもりでも睡眠による十分な休息が取れていないことが原因という場合もしばしば見かけられます。 この場合、背景に身体疾患や精神疾患が隠れている場合もあり、これらの疾患の鑑別、睡眠習慣の検討、睡眠の質を下げる要因の評価を行ったうえで、改善が困難な場合、眠りに入りやすさを評価する脳波検査なども行い、薬物療法につなげていきます。
極端な遅寝遅起きとなり、社会生活を営むのに支障が生じてしまう睡眠相後退症候群が代表的です。 遅刻を繰り返したり、午前中ぼーっとして仕事にならなかったりといった問題が生じます。 体内時計を整える薬物療法、生活指導を行います。睡眠相後退症候群は、学校や会社に行けなくなる原因にもなりますが、逆に学校や会社への適応困難や発達障害が睡眠リズム障害の要因になることもあるので、その場合には一般精神科医療と適切に連携します。
主に夕方から夜にかけてムズムズ、じくじく、火照るといった不快な感覚が足などに出現するむずむず脚症候群、睡眠中足が周期的に動いてしまう周期性四肢運動障害、夢見中の激しい体動や暴力を示すレム睡眠行動障害、寝ている間に物を食べてしまう睡眠食行動異常などがあります。
睡眠中繰り返し呼吸が止まってしまう病態で、大きな苦しそうないびきを伴うのが典型的ですが、いびきが目立たない場合もあります。そのため睡眠が浅く苦しくなってしまい、日中の強い眠気を伴います。 当院では携帯型の機械でスクリーニング検査を行い、異常が見られた場合、睡眠呼吸障害の専門施設と連携します。
「物忘れ」は、年をとると誰にでもみられる症状です。仮に気になる物忘れがあったとしても直ちに認知症というわけではなく、良性の物忘れであれば脳の働きを活発にするような日常生活の送り方が大切になります。 しかし物忘れがひどく、また物忘れだけでなくこれまでのご本人とは違うような言動が みられる場合には認知症の専門外来で診察を受けることをお勧めします。
認知症が疑われる症状
まず物忘れの原因を調べましょう
どんな病気でも「早期発見と早期治療」が大切です。物忘れも恐れず、あなどらず、まず物忘れの原因を調べましょう。 相談や診察の為来院された際には、患者さんご本人の日常生活を詳しく聞かなければなりませんので、このことをよく知るご家族や関係者の同伴をお願いしております。 また、物忘れ外来の診察で多いものは以下の症状です。
認知症と診断されたら
ご家族などと相談しながら原因となる病気の進行を予防する治療を行います。 症状の進行を予防する薬物療法がよく知られていますが、他にも睡眠障害や落ち着きのなさ、怒りっぽいなどに対する薬物療法も必要になることもあります。また、リハビリテーションとしてデイサービスを利用することも薬物療法に劣らぬ効果が期待できます。 デイサービスを利用するには前もって介護保険の手続きが必要です。患者さんが高齢の場合、症状が軽くとも必要になったらすぐサービスが受けれるよう早めに介護保険の申請をしておきましょう。
認知症の介護で大切なこと
最も大切なことは家族だけで解決しようとするのではなく医療スタッフや時には近隣の方々の協力を得ながら関係者全員で患者さんを支えていくことだと思います。 患者さんの世話をするご家族の中には、患者さんへの接し方や家庭生活の変化、介護保険などの福祉サービスの利用法がわからないなどといった悩みを抱えている方が少なくありません。当院の物忘れ外来では、医師や看護師、臨床心理士、社会福祉士などがそれぞれの専門知識を活かし悩みや相談事を解決する体制をとっております。 物忘れが気になる方や家族が認知症かもしれないとお悩みの方は家族だけで悩まず、一度物忘れ外来を受診されてみてはいかがでしょうか。
タバコをやめられないのは、ニコチンのもつ強い依存性が原因で喫煙者の70%がニコチン依存症といわれています。 この強い依存性は、中断すると禁断症状がでるので禁煙は必ずしも簡単ではありません。 禁煙外来は、一定の要件を満たせば禁煙治療に健康保険などが適用されます。患者さん一人一人にあった禁煙指導・禁煙補助薬などで、それぞれの方にあった方法で禁煙成功を目指します。
健康保険などを適用した禁煙治療に必要なこと
最も一般的な睡眠障害の症状であり、寝つきが悪く、夜になるとかえって目が冴えたり、途中で目が覚めたりします。このため日中の生活に障害が生じている状態です。 不眠の原因は身体疾患、薬剤、生活習慣、精神疾患を基礎としたものなどさまざまです。
Q1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがある。
Q2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがある。
Q3.禁煙したり本数を減らそうとしたとき、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがある。
Q4.禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがあった。
イライラ・眠気・神経質・胃のむかつき・落ち着かない・脈が遅い・集中しにくい・手のふるえ・ゆううつ・食欲または体重増加・頭痛
Q5.上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがある。
Q6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがある。
Q7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがある。
Q8.タバコのために自分に精神的問題※が起きていると分かっていても、吸うことがある。
Q9.自分はタバコに依存していると感じることがある。
Q10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かある。
※禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。
※診察時などに日付や氏名を同意書に記入していただきます。
診療科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 《専門外来》 ストレス外来 |
(沼田 吉彦) | |||||
《専門外来》 児童外来 |
金子 あき子 | 星野 仁彦 | 星野 仁彦 | 星野 仁彦 (不定期) |
|||
午後 | 《専門外来》 睡眠外来 |
(竹内 賢) | |||||
《専門外来》 児童外来 |
星野 仁彦 | 星野 仁彦 | 星野 仁彦 (不定期) |
||||
《専門外来》 もの忘れ外来 |
|||||||
《専門外来》 禁煙外来 |
(森 洋子) |