心臓血管外科
心臓血管外科のご案内
あいさつ
1990年に当院に心臓血管外科が創設されてから35年以上が経過し、主にこの地域に住んでおられる患者様の手術を数多く行ってきました。心臓手術および血管手術、いずれも3000件を超えています。
我々の治療の基本方針として、
@ 手術後は可能な限り長持ちするように治療すること
A 手術の負担は可能な限り小さく、傷も可能な限り小さくすること
B 術後早期回復を目指すこと
C 早期退院、社会復帰を目指すこと
これらにより手術後の病状は安定し、早期社会復帰が可能となり、さらにQOL (Quality of life、生活の質) の向上を目指せる状態になっていきます。是非お気軽にご相談頂ければ幸いです。
@ 手術後は可能な限り長持ちするように治療すること
A 手術の負担は可能な限り小さく、傷も可能な限り小さくすること
B 術後早期回復を目指すこと
C 早期退院、社会復帰を目指すこと
これらにより手術後の病状は安定し、早期社会復帰が可能となり、さらにQOL (Quality of life、生活の質) の向上を目指せる状態になっていきます。是非お気軽にご相談頂ければ幸いです。
心臓血管外科部長 高橋 昌一
スタッフ
医師紹介
| 高橋 昌一 | 役職 | 心臓血管外科部長 |
| 資格 |
1988年 弘前大学医学部専門課程卒業 1992年 弘前大学大学院医学研究科(外科学第一講座)卒業 米国ピッツバーグ大学胸部心臓外科研究員 米国ハーバード大学医学部ボストン小児病院心臓外科研究員 青森労災病院副部長 青森県立中央病院副部長 弘前大学助手 福島県立医科大学講師 総合南東北病院部長 2004年10月より現職 |
|
| 学位 | 1992年 弘前大学医学博士 | |
| 資格 |
日本外科学会外科専門医/指導医 3学会構成 心臓血管外科専門医/修練指導医 日本胸部外科学会認定医/指導医 ステントグラフト指導医(胸部および腹部:全機種) 下肢静脈瘤にたいする血管内治療実施医/指導医 Infection Control Doctor SHD心エコ−図認証医 日本心臓血管外科学会国際会員 |
| 坂本 圭司 | 役職 | 星総合病院心臓病センター副所長 |
| 略歴 |
平成21年度医師臨床研修指導医養成講習会受講 特定行為指導者講習会受講終了 研修医プログラム責任者講習会受講 |
| 新城 宏治 | 役職 | 心臓血管外科医長 |
| 略歴 |
2010年 福島県立医科大学医学部卒業 日本外科学会専門医 3学会構成 心臓血管外科専門医/修練指導医 ステントグラフト指導医(胸部および腹部) 下肢静脈瘤にたいする血管内治療実施医/指導医 日本心臓血管外科学会国際会員 |
医療関係者向け
虚血性心疾患症例
冠動脈バイパス術のバイパスグラフトの選択に対しては、内胸動脈使用を基本としています。
しかし平均バイパス数が4枝を超える状況では、それだけでは不足する場合があるため、主として大腿の大伏在静脈 (開存率の高いNo touch SVG)を用いたバイパスや長い距離にわたり閉塞している症例ではlong onlay patchによるバイパスを行っています。 また基本的に低侵襲の手術を考え、心拍動下バイパス術を基本術式として施行しています。条件が整えば左開胸で行う小切開手術 (MICS CABG)も行っています。 陳旧性心筋梗塞に合併した左心室機能低下、心室瘤や虚血性僧帽弁閉鎖不全症にたいしても積極的に治療することで、術後の心機能の改善、ひいては退院後の再入院の機会を減らすと考え治療を行っています。
しかし平均バイパス数が4枝を超える状況では、それだけでは不足する場合があるため、主として大腿の大伏在静脈 (開存率の高いNo touch SVG)を用いたバイパスや長い距離にわたり閉塞している症例ではlong onlay patchによるバイパスを行っています。 また基本的に低侵襲の手術を考え、心拍動下バイパス術を基本術式として施行しています。条件が整えば左開胸で行う小切開手術 (MICS CABG)も行っています。 陳旧性心筋梗塞に合併した左心室機能低下、心室瘤や虚血性僧帽弁閉鎖不全症にたいしても積極的に治療することで、術後の心機能の改善、ひいては退院後の再入院の機会を減らすと考え治療を行っています。
弁膜症症例
(1)弁形成術
弁の修復である形成術は心房細動等の合併がなければワーファリンの服用の必要がなく、内服治療を中止できる可能性の高い手術です。異物を挿入する人工弁置換術に比べて明らかに良好な術後のQOLが期待できるものであり、すでに標準的治療法となりました。昨今少なくはなってきましたがリウマチ性弁膜症や感染性心内膜炎に対しても、可能な限り修復する形成術を施行する方針としています。大動脈弁逆流も形成術を行うことが可能で、硬化にともなう弁機能不全にも自己心膜を用いた再建術を行っています。
弁の修復である形成術は心房細動等の合併がなければワーファリンの服用の必要がなく、内服治療を中止できる可能性の高い手術です。異物を挿入する人工弁置換術に比べて明らかに良好な術後のQOLが期待できるものであり、すでに標準的治療法となりました。昨今少なくはなってきましたがリウマチ性弁膜症や感染性心内膜炎に対しても、可能な限り修復する形成術を施行する方針としています。大動脈弁逆流も形成術を行うことが可能で、硬化にともなう弁機能不全にも自己心膜を用いた再建術を行っています。
(2)良好な血行動態を得ることは当然ですが、ライフスタイルなどに応じた希望により術式を選択しています。
修復術、弁置換(生体弁あるいは機械弁)を組み合わせて治療することで、術後のよりよいQOLを目指しての治療を心がけています。ポートアクセスの治療(右小開胸)もだいぶ前から行っています。
修復術、弁置換(生体弁あるいは機械弁)を組み合わせて治療することで、術後のよりよいQOLを目指しての治療を心がけています。ポートアクセスの治療(右小開胸)もだいぶ前から行っています。
(3)心房細動に対する手術(Maze手術、肺動脈隔離術)
弁膜疾患に合併した心房細動は術後のQOLに大きく関与ししています。弁膜疾患に合併する心房細動症例には原則的にMaze手術を施行しています。これまでの左房Maze手術による洞調律回復率は約70%です。
また、症例に応じては肺動脈隔離術(大動脈弁疾患や狭心症に合併した 心房細動の場合)や左心耳切除はもとより、巨大左房に対してはvolume reductionも併施することで手術の呼吸機能回復に努めています。
弁膜疾患に合併した心房細動は術後のQOLに大きく関与ししています。弁膜疾患に合併する心房細動症例には原則的にMaze手術を施行しています。これまでの左房Maze手術による洞調律回復率は約70%です。
また、症例に応じては肺動脈隔離術(大動脈弁疾患や狭心症に合併した 心房細動の場合)や左心耳切除はもとより、巨大左房に対してはvolume reductionも併施することで手術の呼吸機能回復に努めています。
大動脈瘤症例
(1)開胸あるいは開腹による大動脈瘤手術
大動脈解離に対する緊急手術成績も安定し積極的に人工血管置換を行っています。80歳を超えるような超高齢者の症例も増加しています。頸動脈狭窄など合併した重症な患者さんも増加してきています。皮膚切開も10cm程度の低侵襲血管外科手術(MIVS:Minimally Invasive Vascular Surgery)も行っています。広範囲の大動脈瘤症例に対しても、様々な方法を組み合わせることで治療をおこなっています。
大動脈解離に対する緊急手術成績も安定し積極的に人工血管置換を行っています。80歳を超えるような超高齢者の症例も増加しています。頸動脈狭窄など合併した重症な患者さんも増加してきています。皮膚切開も10cm程度の低侵襲血管外科手術(MIVS:Minimally Invasive Vascular Surgery)も行っています。広範囲の大動脈瘤症例に対しても、様々な方法を組み合わせることで治療をおこなっています。
(2)ステントグラフト留置術
多くの大動脈瘤症例において低侵襲治療としてステントグラフト留置術を行ってきました。
ステントグラフト留置術は大がかりな手術操作を必要とせず、鼠径部の動脈からカテーテルを用いて人工血管を大動脈内に留置して大動脈瘤の破裂を予防する方法です。
開胸、あるいは開腹手術を行わないため負担は極めて少なくなり早期退院、早期社会復帰が可能となります。
多くの大動脈瘤症例において低侵襲治療としてステントグラフト留置術を行ってきました。
ステントグラフト留置術は大がかりな手術操作を必要とせず、鼠径部の動脈からカテーテルを用いて人工血管を大動脈内に留置して大動脈瘤の破裂を予防する方法です。
開胸、あるいは開腹手術を行わないため負担は極めて少なくなり早期退院、早期社会復帰が可能となります。
閉塞性動脈硬化症症例
血行再建の多くはカテーテルの治療(血管内療)行っています。しかし重症虚血に陥った症例の中に末梢へのバイバスが必要になることがあります。重症石灰化のある症例では内膜摘除なども行っています。
下肢静脈瘤症例
主として血管内治療を行い、必要に応じて従来の手術(ストリッピング手術)
の組み合わせで手術を行っています.主に外来手術(日帰り手術)となります。
その他の症例
(1)低心機能症例
心機能が低下した症例に対しても、IABPはもとより、ECMOやImpellaといった補助装置を用いることで術前後の状態を安定させていくことが可能となっています。
心機能が低下した症例に対しても、IABPはもとより、ECMOやImpellaといった補助装置を用いることで術前後の状態を安定させていくことが可能となっています。
(2)入院期間の短縮
通常の症例においては手術1〜2 日前に入院し、術後約1〜2週間で退院を基本方針としております。
手術翌日起立、食事摂取を開始し、術後早期から歩行練習するリハビリテーションプログラムを施行し、早期離床をはかっています。
通常の症例においては手術1〜2 日前に入院し、術後約1〜2週間で退院を基本方針としております。
手術翌日起立、食事摂取を開始し、術後早期から歩行練習するリハビリテーションプログラムを施行し、早期離床をはかっています。
入院案内 — 外来受診および入院・手術などについて —
外来受診
手術を勧められた患者さんは、まず当科外来を受診して頂くことになります。
病状等により、入院先より転院して頂くことも可能です。また、他院で手術を受ける予定の患者さんが、セカンドオピニオンをお聞きになりたい場合でも受診が可能です。
この際、可能な限りデータなどをご持参してください。
外来診療は、毎週火・水・金曜日午前中ですが、出張や緊急手術等により休診となる事がありますので、あらかじめ外来予約センター(0120-33-4895)または当院受付(0244-983-5511)まで予約・お問い合わせください。
なお、基本的に予約制となっておりますが、状況によっては予約がない方でも受診が可能です。
外来診療は、毎週火・水・金曜日午前中ですが、出張や緊急手術等により休診となる事がありますので、あらかじめ外来予約センター(0120-33-4895)または当院受付(0244-983-5511)まで予約・お問い合わせください。
なお、基本的に予約制となっておりますが、状況によっては予約がない方でも受診が可能です。
入院
手術予定日を決めさせていただいた後、手術1-2日前に入院してもらいます。
あらかじめ入院手続きの方法や手術までのスケジュールなどについて、担当看護師より説明があります。
あらかじめ入院手続きの方法や手術までのスケジュールなどについて、担当看護師より説明があります。
入院後手術まで
手術前に本人とご家族に、手術について詳しく説明させて頂きます。
手術
患者さんの症状・体調等に合わせた手術を行います。
手術については、少し詳しくなりますが医療従事者向けページ(こちら)をご覧下さい。
手術については、少し詳しくなりますが医療従事者向けページ(こちら)をご覧下さい。
手術〜ICU
手術当日は、手術室に予定時刻に入室し、まず麻酔科の医師により全身麻酔処置や点滴、心電図、血圧計の準備などが行われます。その後、準備が整い次第、手術を開始いたします。終了時刻は患者様により異なります。
手術後は、ICU (Intensive Care Unit)に入室いただきます。ここで麻酔から覚めれば、人工呼吸器をはずし、点滴や内服薬などの調整をしていきます。回復し安定すると、一般病棟に転室となります。ICU滞在日数は患者さんにより異なりますが、1〜2日程度です。
手術後は、ICU (Intensive Care Unit)に入室いただきます。ここで麻酔から覚めれば、人工呼吸器をはずし、点滴や内服薬などの調整をしていきます。回復し安定すると、一般病棟に転室となります。ICU滞在日数は患者さんにより異なりますが、1〜2日程度です。
一般病棟帰室後から退院まで
一般病棟移った後は、点滴や内服薬の調節などを行いながら、術後リハビリテーションを行いきます。術後各種検査(血液検査、レントゲン撮影、心エコーなど)を行い、最低限の日常生活ができる状態になれば退院となります。その期間は患者さんにより異なりますが、手術の日から1-2週間程度です。状況により、紹介病院などへの転院も可能です。
退院後
退院後は、お薬の調節などを行うために、少なくとも数回は外来受診が必要になりますが、その後、内服治療継続が必要な方は紹介病院の外来に通院していただきます。その後は当院には年1回の検査のために通院が必要になります。
医療費について
心臓手術の医療費は、様々な制度を用いることで自己負担額を抑えることができます。
